憲法22条と競業避止義務について

会社を退職して別のところに就職するさいに、競業避止義務が問題になることがあります。しかし、憲法22条からすると、退職も再就職も自由であり、これを合理的に規制する法律もないため、競業を避止させる根拠がありません。この点、日本法は、契約の内容…

日本法の最高価値は政治家の都合

要するに、日本憲法の真髄は、政治家のご都合である。公共の福祉と人権という矛盾する価値を両方認める、ということは、日本憲法の価値は、それら自体ではなく、その背後にあるご都合(きまぐれ)ということだ。ご都合にとって、公共の福祉を重視するか、人…

日本の法律は根本から矛盾している

憲法12条の「公共の福祉の為に人権を使え」というのは、公共の福祉のために生きろ、人権は認めない、ということである。であるのに、人権を保障しているのが、嘘である。条文は 「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを…

犯罪をしても犯罪にならないことがある

それは、次のような場合である。(ア)まず、犯罪をしても、捜査機関が関知しない場合である。たとえば、住居侵入窃盗をしても、家人も近所もそれに気づかないとき、すなわち、犯罪の事実が社会的に消えているときである。(イ)また、警察署等に拘置されて…

ご都合政治を正当化するための粗雑なドグマとしての日本法

宮沢俊義という学者が「公共の福祉は人権の内在的制約原理である」と述べていますが、憲法12条の文面に違反するし、日本の実態にも反します。日本の実態は、全体社会の福祉のために、人権を殺しているからです。このようなものが通説になるのはどうみても…

最高裁判事は馬鹿の集まりです

判例は何と言っているかというと、12条については明確に述べていませんが、刑事訴訟法などで「公共の福祉」と「人権」を同時に認めつつ、その衝突部分について、「社会通念上相当」とか「社会的相当性」とか「具体的相当性」とか「社会的合理性」といった…

では日本にこのような社会を実現する能力があるのか

私はこのような自然な多元社会こそ理想的だと思うので、是非実現してほしいが、ホープレスだというのなら、いっそ明確に一元化してもらいたい。もともと日本は江戸時代、明治時代を通して、幕府や天皇を頂点とする形で一元化されていた。戦後も、一見多元社…

素晴らしき仏人権宣言4条の世界

フランス人権宣言4条の世界とは、個々人の活動に社会的意味を与えず、完全に自由にしておくということである。そこでは意味も無意味も、生産も無駄もない。ただ人がそうある、というだけである。それぞれの活動を社会的意味につなげるということをしない。…

役人や法曹は人格が矛盾している

矛盾した法律はすべて無効であり、無効な法体系に従って仕事をしている役人、裁判官、検察官、弁護士たちは、その存在自体矛盾です。

それができなければ

お上中心主義の律令法を明文化してください。一見基本権を認めるような書きぶりで、その実、基本権をないがしろにしているのが今の日本法です。戦前、天皇大権の下に国民の権利がないがしろにされていたとすると、戦後は政官財による空気の支配の下に基本権…

フランス人権宣言4条の世界を

正しいシステムとは、他人の自由を害しない範囲においてすべてをなしうる権利を個々人に認め、最低限の共同利益のほかは共通の価値観を設定しない社会です。つまり、フランス人権宣言4条の世界です。これに対して、日本は、稠密な法制度が存在する上に、様…

宣言

日本のシステムは間違っていることを社会に知らしめるためにブログを開設しました。